東北の関西人

訪れた街の街並みを紹介します。

杜の都、仙台の街並み編4

今回の写真は仙台市泉区にある宮城県図書館です。

宮城県図書館

宮城県図書館は泉パークタウンのはずれに位置する、宮城県が運営する図書館です。150万冊の収蔵能力を持つ大規模な図書館であり、周辺に白百合学園や県立宮城大学、仙台保健福祉専門学校といった教育施設、ベガルタ仙台練習場といった運動施設、仙台泉プレミアム・アウトレットといた商業施設、これらの施設の中央に位置する場所に建設されています。

 

敷地内には造成前からの丘陵地の森林が残っており、閲覧室やエントランスから眺める開放感は憩いのある雰囲気となっています。旧館の収蔵能力が限界に達したことから、平成10年3月に現在の場所に開館しました。

原広司氏による設計で、外観は京都駅ビルを連想させるような外観となっています。また、そのメタリックな外観からは巨大な宇宙船になぞらえて”母船”とも呼ばれたりしています。

図書館の設計コンセプトは以下の通りです。

  • 多様なプレゼンテーション機能を持つ文化センターとしての図書
  • すべての人々を楽しく迎え入れる公園としての図書
  • 明るい未来を象徴する図書

それでは、長くなりましたが宮城県図書館の紹介を始めます。

 

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宮城県図書館入り口です。曲線がいい感じです。今まで見てきた案内標識の中で最も好きなシルエットです。

 

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宮城県図書館の引き気味のアングルです。京都駅ビル設計者の原広司氏の設計だけあって外観が似ています。建築ヲタになってから、建物の外観や造りから設計者が類推できる第六感を得られました(笑)

 

 

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館内入り口エントランスです。広々とした空間が形成されています。

 

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2階から眺めたエントランスです。撮影時は冬ですが、夏季には木漏れ日が差し込むやわらかな光景となります。

 

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さらに上がって3階から。なお、館内撮影は基本的に禁止です。撮影には許可証が必要です。私の場合建物を紹介したいからという理由で許可証を得ました。許可が下りると、撮影許可と書かれた腕章を着けることになります。

 

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開架部屋の風景。書庫の量が半端無いです。また、屋根の曲線や窓の配置が宇宙船の船内を連想させます。

 

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次に建物の奥へ進み、1階に降りてみました。

 

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"地形広場ことばのうみ"広場です。演奏会など文化的行事等が催されるそうです。

 

 

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上の写真を取った場所です。

 

 

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さらに、上の写真を取った場所から廊下を進んだ所です。こういう感じの空間に魅かれてしまいます。

 

 

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そして場所は移動して、3階の中庭の写真です。奥の入り口は宮城県等の資料が保存されている「みやぎ資料室」です。

 

 

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そしてこの中庭の隣は休憩用のラウンジ・テラスが設けられています。

 

 

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ラウンジ・テラスから撮った図書館の隣の森の風景。泉パークタウンが造成される前から残る丘陵地の森林です。

 

 

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この森のすぐ隣には学校法人白百合学園・仙台白百合学園があります。この道路は図書館の裏側からの入り口に続いています。

以上、今回はここまでです。次回は宮城大学、大和キャンパスを紹介したいと思います。