本日からはボリビアの ラパスについて紹介をしていきたいと思います。
1.ラパスとは
ラパスはボリビアの事実上の首都とされています。一応憲法上の首都はスクレという町らしいですが、行政・立法がラパスに存在し、かつ経済規模もラパスがボリビア国内で群を抜いているため、事実上の首都とされています。
ラパスはクスコと同じように標高が3600mと高山地域に建設された都市で、擂り鉢の底に富裕層が住み、擂り鉢の上の方に貧困層が住むという構成となっています。
かつてのラパスの街は擂り鉢の中にありましたが、人口の増加に伴って貧困層が都市の外部に居住し、それを繰り返すことで、市街地が拡大しました。
現在は以下の地図のように擂り鉢から溢れて市街地が拡大しています。赤線で囲まれたラインがほぼ擂り鉢の境界と重なりますが、特にラパス西部(左側)に市街地が拡大しています。この地域はEl Altoと呼ばれ、市街地の真ん中に空港が位置しているのが特徴です。
※厳密には何もないラパス郊外に空港が建設された後、市街地拡大に伴って空港周囲が都市化されたという流れです。伊丹空港の経緯と似ていますね...。
2.街並みの写真
バスを降りてラパスの中心地、Plaza Mayor de San Francisco (サンフランシスコ広場)に到着しました。ホテルは丁度この付近の場所を歩き回って探しました。今はBooking.com等の予約サイトがあるから便利ですよね。当時はスマホの黎明期で、宿の予約サイトも丁度普及したばかりの頃でした。
ホテルに到着しました。一番安い部屋ですが、眺めはそれなりに良いところでした。
ホテルの中です。ボリビアの中では珍しく廉価ホテルであるにも関わらずエレベータ付きのホテルでした。
翌日はラパス市内を散策しました。この道をまっすぐ行くとサンフランシスコ広場に至ります。
朝のサンフランシスコ広場です。
同じくサンフランシスコ広場です。写真に写っている古い建物はサンフランシスコ博物館です。
とりあえず次の移動に備えてバスターミナルを下見しました。
バスターミナルは以下地図の通り、サンフランシスコ広場から北に1km程度離れた場所に位置しています。
バスターミナルの正面入り口です。ターミナル内は空港の出発ゲートの様な雰囲気でした。
バスターミナルの下見を終えた後は、裏路地を通って(Plaza Murillo)ムリーリョ広場に向かいました。
見方を変えると北斗の拳に出てきそうな感じの風景でした。
擂り鉢の底には高層ビルが建ち並んでいます。
また、この付近も比較的富裕層が住むエリアかと思います。
ムリーリョ広場に到着しました。写真には重厚なカテドラルが写っています。写真左の黄色い建物はボリビア大統領官邸だそうです。
別のアングルからです。この大統領官邸ですが、有事の際は秘密の地下通路を通って隣の聖堂に逃げられるらしいですが、これって秘密なんですかね...。
こちらの建物はボリビアの国会議事堂です。冒頭に説明したとおり、この地区に立法と行政の機能が集積しています。
オマケですが、日本の神社・寺院といい、海外の教会といい、歴史的な建造物がある広場では大量の鳩さんが集まっている気がします。世界共通の現象なのでしょうかねー。
次回もラパスの街並み散策の写真を掲載します。