しばらく南米シリーズが続きましたので、今回から長崎県内の写真を載せていきたいと思います。
さて、私は長崎市内に住んでいますが、近場ほど意外と行かないものですね。過去の写真を探してみたところ、ほとんど長崎市街以外の写真ばかりでした。
迷ったのですが、今回からは長崎県の池島の写真を掲載していきたいと思います。
1.池島とは
長崎の炭鉱跡といえば世界遺産の軍艦島(端島)が有名かと思いますが、実は同じく長崎県の西海市沖に池島というかつて炭鉱が存在した島があります。
三井松島産業の子会社である松島炭鉱によって、1952年に炭鉱の開発が開始され、1959年より出炭が始まりました。
しばらくの間はかつて同じく炭鉱があった松島に建設された電源開発の松島火力に石炭を供給していましたが、コストの安い海外石炭に押され、2001年に閉山しました。
最盛期には7500人ほどの人が池島に住んでいたそうですが2001年の閉山時で2700人、その後人口は2016年時点ではわずか157人にまで減少しています。
軍艦島の端島炭鉱が閉山したのが1974年ですが池島の炭鉱は21世紀の2001年まで実際に稼働していた炭鉱です。これから軍艦島のような風景にに月日をかけて変化していくのかなと思います。
2.写真
池島へのアクセスは神浦地区と西海市内(大瀬戸)それぞれフェリーが発着しています。
詳細は以下のリンクを参照ください。離島へのアクセスとして乗船料金は1回300円~600円程度とかなり安いです。
私の住んでいる地域からは神浦港からの方が近いのですが、発着時間の都合で今回は大瀬戸からフェリーに乗りました。
フェリーに乗船します。
出港した大瀬戸港の写真です。冒頭に出てきた松島火力ですが、発電所は松島島内に存在します。ここで発電した電力は対岸の西海市まで鉄塔で電線が引かれています。
写真は西海市側の鉄塔です。
こちらは松島側の鉄塔です。丁度写真に写る山の反対側に発電所があります。
ここから30分程船に乗り、池島に着岸しました。
池島の船着き場です。
ここを真っすぐ進むと島の市街地に至ります。
池島の船着き場の観光案内図です。
しばらく歩くと早速さび付いたエアコンが現れました。下についているモータも、既に限界を超えているような気がします。
しばらく歩くと山肌に建設されたかつてのプラントが見えてきました。
次回は池島内の散策風景を紹介していきたいと思います。