【本日の1枚】天草苓北町 苓北発電所

本日の1枚は天草の苓北発電所です。この発電所は個人的なエピソードのある発電所なので、本日の1枚として掲載しました。

苓北発電所

苓北発電所は1995年12月に運転を開始した、発電所の中では比較的新しいものとなります。発電所構内には、発電の余熱を利用して海水から食用塩を製造する設備があります。本発電所は海外炭を燃料とする火力発電所で、発電量は140万kWで熊本県内の需要約6割をこの発電所で賄うことができます。

また、この発電所がある苓北町はこの発電所による潤沢な税収のためか、天草市への合併は見送ったとされています。

天草　苓北発電所

個人的なエピソード

この発電所は前述の通り、海外炭を利用した発電所のため、丁度本写真の建物裏側には荷役施設と併せて広大な貯炭場があります。前職では、とある鉱石運搬船の機器のメンテナンス依頼が

あり、その対応で現地にエンジニアを派遣スケジュールの調整をしていました。その船は松浦発電所を経由して苓北発電所に寄港する運行スケジュールを取っており、自身の業務が身近なところで活きたことを実感した仕事でもありました。