本日の1枚は島原半島にある緑のトンネルと呼ばれる場所の写真です。
県道201号にはかつて小浜鉄道という、小浜〜愛野間を結ぶ鉄道が昭和2年~13年まで存在していました。その配線跡が現在は道路として利用されており、「汽車道」とも呼ばれています。
実際に走ってみるとわかりますが、この道は海岸線沿いの細い県道にも関わらず、カーブや勾配が緩いのが特徴で、かつての鉄道跡である名残を残しています。
また、この道路の途中では当時の名残であるホームの跡が今も残っています。本日の写真の場所は、鉄道を通すために固い岩盤を掘削した切り通し道の箇所で、上から緑が生い茂る様子から緑のトンネルと呼ばれています。
長崎から小浜温泉にアクセスするには、並行する国道57号が圧倒的なメインルートなので、この道を使う方はあまりいないかと思います。実際に車ですとり号が大変だったりしますが、バイクだと国道の渋滞を回避できる迂回ルートとして重宝していました。