本日の1枚は旧姫路モノレールの大将軍駅の写真です。この建物は現在は老朽化のため、解体されています。学生時代の2015年ごろに某会社のインターンで2週間ほど姫路に滞在しており、間の休日に姫路市を散歩しているときに撮影しました。
この姫路モノレールはロッキード式という独特な方式を採用しており、通常のモノレールのゴムタイヤ走行ではなく、桁に1本のレールが敷かれており、その上を鉄輪で走行するという、鉄道に近い方式となっています。
当時の終着駅であった姫路市街の西にある手柄山には、車両を含めて当時の様子が展示されています。廃止されてからすでにかなりの年月が経っており、当時のモノレールのルートを辿っていくと、所々に当時の橋脚といった遺構が見られます。
開業当時のルートを見てみると、如何にも需要が見込めなさそうなルートを通っており、万博終了とともに役目を終える運命は決定事項だったのかなと思います。
