最近海外出張のフラグが立ちました。まだ確定ではないですが、3か月以内くらいにチンタオに行くかもしれません。仕事も本格的に始まったので、日に日に忙しくなってきます。ただ、時間がなかなか取れません。気軽に遠隔地に旅行に行けないとは寂しいものです。長崎県は周囲が海に囲まれているためか、他県に出るルートが限られてしまいます。そのせいか行動範囲も狭くなりがちです....。そのうち福岡に遠征したいと思うこの頃です。(超高層ビルという目の保養が必要...、でも福岡は高層ビルが少ない...。)
さて、今回はかつて東北にいた頃の写真を紹介します。これらの写真を撮ったのは大学4年生の頃です。当時はバイクも125ccで、遠方へ行くにも下道しか使えなかったのが辛かった思い出があります。
国道4号の白石‐福島間で撮った朝の光景です。当時の季節は秋だったので、春ではないですが、
春はあけぼの、やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる...。
という所でしょうか。季節は違いますが、清少納言の述べている事が少し分かった気がします。最近、高校時代に習った古典の一文が風景を見て頭に浮かぶ事が多くなった気がします。
朝の福島です。確か国道13号だったと思います。実際の所、仙台から4号線経由で磐梯方面に向かうには、県道5号(フルーツライン)が良いショートカットです。福島中心部経由だと渋滞に巻き込まれてしまうのでおすすめできません。
吾妻小富士(富士山のような山)と、東吾妻山です。まず、ここを登ります。
磐梯吾妻スカイラインに行くには県道70号を通ります。途中に玉子湯という温泉がありました。文字通り玉子の臭いがします。硫化水素の臭いですので、銀のアクセサリーをお持ちの方はご注意ください。
そういえば、大学の途中から磐梯吾妻スカイラインは2013年7月26日より料金徴収期間完了に伴い無料開放されました。ちなみに、一部道路が傷んでいる箇所が見られたのですが、修繕費はどこから出てくるのでしょうか...?
当時の125㏄のバイクです。完全不動状態ですが、お金が貯まったらレストアするつもりです。Made in Chinaなんでタオバオからパーツ取り寄せたら何とかなるので(笑)。
つばくろ谷にかかる不動沢橋です。美しい鋼上路式ローゼ桁橋です。
この橋のそばに休憩所があるのですが、かつての旧道が駐車場になっています。2000年に旧道の橋の老朽化のため、架け替えられました。余談ですが、温泉地帯に位置するため、硫化水素による腐食防止のため、重防食塗装が施されています。海岸の構造物によく見られる塗装です。
それにしても、この角度から見ると空に架けられた橋という言葉がぴったりな気がします。
不動沢橋を超えてしばらく進むと荒涼とした風景が現れます。
なんだか外国の風景見たいです。ちなみに冬になると火星のような光景になるようです。バイクでは外気温が低すぎるので不可能ですね...。
しばしば車のCMでロケ地に選ばれています。一度は車で走っておいたら良かったと後悔しています。バイクでしか走ったことがないので...。
そういえば、大学入学当初に部活でここに訪れました。当時は自転車でここまで登りました。あのころは元気でした。
荒涼とした風景です。在学中に登山に行っておけば良かったと後悔しています。大学生の皆さんは学生生活に後悔のないようにしてください。自分は行きたい所が際限なくあったので、今でも後悔しています。(やりたいことの数にキリがないので常に後悔と夢で溢れているのが現状です。)
荒涼とした大地を走りきると湿地帯が現れます。このあたり一帯は浄土平と呼ばれており、休憩所や天文台が設置されています。
山頂付近の休憩所です。湿地が広がっており、ウッドデッキで散策できます。
次は裏磐梯方面へ向かいます。次回は裏磐梯エリアを紹介します。
標高1622m、磐梯吾妻スカイラインの最高地点です。
青い空です。磐梯吾妻スカイラインは名前の通り、空の道を感じさせてくれる道でした。もし、仙台(or 関東圏)に転居する機会があればまたここに訪れたいなと思います。
次回も福島シリーズの続きです。