東北の関西人

訪れた街の街並みを紹介します。

【本日の1枚】2011年 京都伏見稲荷の千本鳥居 (+QC検定2級の感想)

本日の9時に検定の解答が公表されます。無事受かっているかな...。

ちなみにサラリーマンエンジニアの方にQC検定とはどう役立つかを、独断と偏見で語らさせていただくと、ずばり”背景がなくても上司や先輩といった決裁者を納得させられるスキルが身につく”です。

下っ端エンジニアの悩み

エンジニアでは、自分の設計が問題ないことを示すことに四苦八苦されることが多いと思います。それもそのはずで、今までこの世の中にない物を設計して、それが妥当であることを示すというのは非常に困難なものです。

どうやって妥当性を示す?

QC検定2級では、”検定と推定”という面白い考え方が登場します。

例えば、ある命題「この世のカラスはすべて黒い」があったとします。これを証明するには、世界中のカラスを捕まえて黒いということを示す必要がありますが、これには多大な労力を必要とします。一方で、その反例を示すのは、前述程の労力は必要ないです。と、言うのも黒くないカラスを1羽見つけるだけで、反例が成立してしまいます。

QC検定2級では、帰無仮説・対立仮説という概念を導入して、”立証が困難な事象について確率論で論じる”という手法を用います。

言い変えると、すべての背景は調査できていなくても、統計的にこの命題は成立する、または却下されるということを、確率論じることができます。

エンジニアとしては、新しい設計の妥当性を証明するには、全てを網羅した実験に基づき、その根拠を立証する必要がありますが、時間・リソースが限られているためそれは現実的ではありません。一方で、統計論に基づき、確率で妥当性を論ずることができれば、全てを立証する必要はなく、論理的にその根拠を説明してしまうことができます。

これが私がQC検定を通して得た最大の魅力です。サラリーマンエンジニアだと、設計の妥当性を論理的に説明することが頻繁に要求される場面があるかと思います。

本題(本日の1枚)

さて、前置きが長くなりましたが、本日の1枚は伏見稲荷の鳥居です。こちらの写真は2011年の11月頃に撮影しました。

伏見稲荷 千本鳥居

2011年 伏見稲荷の千本鳥居

個人的には神社の中でも稲荷神社と呼ばれるカテゴリが好みです。朱色基調として、所々唐の文化を用いた色使いが鮮やかで、惹かれるものがあります。

また、幾重にも建てられた鳥居の数々も魅力です。特に伏見稲荷は山の至る所に鳥居が建てられており、神秘的な雰囲気を感じます。

転職の際に何回もお参りした祐徳稲荷も稲荷神社の1つですね。

オマケ:転職先内定後のお礼参りにて。風鈴に願いを託しました。

祐徳稲荷 風鈴

祐徳稲荷にて