今回は先日訪れた大島について紹介したいと思います。
大島
大島は長崎県中部の西彼杵半島西方にある島です。かつては石炭産業が島の主産業でしたが、炭鉱の閉山に際して産業誘致に成功し、造船が町の主産業に切り替わりました。2005年3月31日までは大島町でしたが、現在は旧西海町、旧西彼町、旧大瀬戸町、旧崎戸町と合併して西海市の1つとなっています。
さて、今回の紹介は造船所と大島大橋に関する紹介になります。
こちらは、大島大橋の入り口です。かつては長崎県道路公社が大島大橋有料道路として管理していましたが、2011年4月に無料開放されました。写真のコンクリート舗装の部分は、かつての料金徴収所の跡地です。
大島大橋を渡った所です。大規模な斜張橋ですが、片側1車線という車道の狭さから、全体的にすっきりとしたデザインとなっています。
それにしても離島を結ぶ橋で通行料が発生していたとは、何らかの不条理を感じます...。
さて、橋も渡ったので大島大橋公園の休憩所に向かいます。そういえば、この辺りには鷹が多数生息しています。写真を撮るために歩いていると、鷹が一斉に飛んで逃げました。以外に臆病なのでしょうか...。カラスの方が図太い性格をしているようです。
休憩所前です。
造船の町、大島に着きました。なお、この場所は実際のところ寺島という島に位置しています。
テラスのような物があったので登ってみました。
テラスから撮影した大島大橋です。この橋、実は平成11年11月11日の午前11時11分11秒に供用が開始されました。総事業費として290億円が投入されています。
料金徴収したくなる気持ちも多少わかります...。
休憩所の写真です。
動物系のブログではないですが、子猫がいたので撮ってみました。気持ちよさそうですね。ちょっと羨ましいです...。
そういえば、大島大橋の詳細を記した看板があったので載せておきます。当たり前ですが、総事業費に関する記述はありません。余計な事を書くとクレームが増えるからでしょうか...?
さて、休憩を終えて大島へ向かうと巨大なゴライアスクレーンが聳え立つ造船所が現れます。
これこそ、大島を支える大島造船所です。1970年に大島の炭鉱が閉鉱になると同時に、産業誘致で大島造船所が開業しました。住友商事、住友重機械工業、ダイゾーによって出資され、ダイゾーの大規模造船業が大島造船業に集約された歴史となっています。
大島造船所は、ばら積みの貨物船建造をメインに建造している造船所で、造船業の他には鉄鋼事業や農産事業も手がけています。先程紹介した大島大橋や長崎市にかかる女神大橋など、長崎県の橋梁構造物を多数供給している会社でもあります。
大島造船所のゴライアスクレーンです。これらのゴライアスクレーンはもちろん住友重機械工業製です。船体ブロックがちらほらと写っていますね。
これは個人的な好みですが、航空法で規定されている白と橙色の塗装になんだか魅かれます。なぜでしょうか?
次回は、大島造船所周辺についての写真を紹介したいと思います。
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