何となくですが、せっかく船に関わる仕事をしているので、船についての小話を挟んでみたいと思います。今後も時々挟むと思います。
船の小話1
一昔前の新入社員の頃、とある舶用機器の設計に携わりました。今治造船の西条工場で建造された日本初の20,000TEU*1クラスのコンテナ船に、私が設計した機器が搭載されています。全長400m、船幅58.5mの超大型コンテナ船です。詳細情報はこちらにあります。
また、後日以下の様な動画が掲載されていました。自分の設計した機器が搭載された船がこのように動画になっていると嬉しいものです。綺麗な動画なので是非とも見ていただきたいです。
(※ Youtubeのサイトでないと見れません。)
20,000TEU Container Ship "MOL TRUTH" at Singapore 2
船の世界では様々な種類の船がありますが、コンテナ船の特徴はなんと言ってもその高速性能です。船には定期航路と不定期航路がありますが、コンテナ船は主に定期航路に就いています。
定期航路はスピード勝負の面があるため、一般的にコンテナ船は24 ノット (≒ 45 km/h) 前後と船の中でも最速部類のスピードが出ます。
イメージとしては横浜のランドマークタワー+100mの建物を横に寝かし、それが45km/hで動く感じです。
全長400mの鉄の塊が45km/hで進むと考えるとすごい光景ですよね。
お付き合いいただきありがとうございました。
さて、今回は岩手県のかなりマイナーな場所ですが、西和賀周辺の写真を掲載します。
西和賀町
西和賀町は北上と横手に位置しており、東・北・西がそれぞれ山脈に囲まれています。おそらく西和賀町よりは、湯田温泉の方が名前としては知られているかと思います。
仙台を離れる2016年に秋田の角館に行っていましたが、帰り道に雫石から西和賀町を経由して帰りましたが、そのときの景色が忘れられず、また訪れました。
山脈に囲まれている地帯のため雪が多く降り、町内は特別豪雪地帯に指定されています。
前回の坪沼八幡神社の初詣を終えた後は、東北自動車道で北上しました。
一面が雪で覆われており、久々に雪を見ることができました。
長瀬野の町内の写真です。日が落ちて暗くなっています。
次回は長瀬野の近くに架かる八年橋からの風景を掲載します。
*1:※TEU:20フィートコンテナ換算の貨物量(Twenty-foot Equivalent Unit)。20,000TEUだと20フィートコンテナ2万個が積載可能の意味になります。